2014年10月16日木曜日

2014/10/15 エチュード



本日から稽古が始まった村川クラス。

今回のクラスは平均年齢が低く、最初は皆さん緊張した面持ちではありましたが、年が近い為か、割と皆さん打ち解けた雰囲気で稽古がスタートしました。
アクターズラボの受講生はいつも多様で、大学でずっと演劇をしてきた人や、今回が全くの初めての人などが、まったくおなじ稽古におなじだけ参加して、一年後、皆でおなじ舞台に立ちます。


今回はエチュード&自己紹介でした。
前半はエチュード(与えられた設定での即興の演技)を、受講生ほぼ全員で。


一度目のエチュードが終わった後で、物語を無理に進めないこと、どうしても何かをしてしまう事を少しだけ抑えてみる事、というアドバイスが村川さんから受講生の皆にありました。

設定は葬式の待合室。確かにその場所は、普通であれば粛々とした静かな場所であるべきかもしれず、もしかしたら誰も口を利かずにその場で静かにしているかもしれませんし、そんな風にエチュードが進んでも全く問題はないのですが、俳優は何も寄りかかるものが無いなかで、体をゆすってみたり、訳もなく独り言をつぶやいてみたり、とにかく沈黙に耐えきれず何かを話し続けてみたり、時間は勝手に流れているのに、そうやって時間を無理して進めてしまうような事に対して、村川さんはそう言っていたようです。

何もない舞台に人が現れる、それで充分演劇だと言ったのはピーターブルックですが、そんな風に人前に立つことの難しさを皆さんのエチュードを見ながら感じることができました。

そのあとの自己紹介、村川さんから受講生にオファーがありました。
そしてそののち、どんなことが話されたのかは、また次回の稽古場ブログでご紹介します。


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