2016年8月24日水曜日

8/22 8/24 ワークショップ


引き続きワークショップ形式の稽古が進んでいて、ワークの中には、互いの目を見る、互いの言葉を繰り返す、など、偶然にもこれまでの稽古にて行われていたのと同じ作業があったりしたのですが、それはそれとして、相変わらずそれはルールに従うあいだ、国籍なども関係なく同じルールに従わざるをえない強制力をもって、誰もが平等になれるのですが、ワークショップは他にも、あるいて、とまる、とまって、あるく、などのシンプルなものから、誰かの事を考えて下さい、などの抽象的な事まで、様々な内容のことが行われて、そういった多くのワークをパッチワークしつつ、一つの作品として構成し直す作業が、現在行われている最中です。


8/15 8/17 ワークショップ



最近の稽古では、新たな方法として、ワークショップ形式の作品作りが行われています。
ある出演者が実際に大学で受けている授業をそのまま、俳優としてのワークショップを、中国人と日本人がワークショップを受ける、というその中に、おや? とか、あれ? とか、そんな台詞が不意打ちのように現れてくるようなシーンを幾つも作っていて、それが何が面白いか、というと、中国人、日本人、いずれにしても、ワークショップというルールに対しては、どんな国籍であろうと関係なく、あくまで規律に従うことしか出来なくて、それであれば、私たちは、というのは、けっして「日本人」だけの「わたしたち」でもなく「中国人」だけの「わたしたち」でもなく、誰しもが平等に「わたしたち」となれる状態で、稽古が進んでいます。

8/8 個人と国籍


稽古は相変わらず、遅々としていながらも順調ではあるのですが、以前も行った個人的な、中国についての思い出を語る、などのことをやっており、そこでは、中国の事を話す、という事をしながらも、更に無関係な動きを付け足す(例えば中国の思い出について話をしながらクラシックを踊るとか)などの事をしながら、ただの個人的な思い出が少しずつ演劇のシーンとして構成されていきます。

稽古の途中では、新しいアイデアが生まれてはなくなっていく、という事を繰り返していて、じつは余りまだ作品の全貌は見えてきていないのですが、それでも、比較的に村川さんは普通にしているので、なんとなく大丈夫とは勝手に思っているのですが、それでも、公演までは残り約一ヶ月、すでにご予約開始していますので、皆様のご来場、どんどんお待ちしています。

8/1 8/3 中国と日本



ベチパーの稽古では引き続き、中国語による日本へのヘイト、日本語による中国へのヘイトがそれぞれ口にされています。

それで、日本人の出演者(ベチパー)の6人と、中国人の出演者は共におなじ稽古場で同じ時間を過ごしているのですが、そこでは様々な文化の違いなどを強調するのではなく、むしろ、例えば同じルールの中であるワークを行い始めると、そのルールの前では誰もが平等に、同じような反応をとったりします。

本番に向けて少しずつシーンを作りながら、作ったシーンを壊しながら、現在も稽古場ではえっちらおっちら、中国と日本の距離について考えています。