2015年9月21日月曜日

「演出助手・制作助手」受講生 募集開始!

劇研アクターズラボ+村川拓也「ベチパー」
「演出助手・制作助手」受講生 募集開始!
演出家、村川拓也の作品制作の現場で、作品が出来上がる過程を体験していただけます。
1年間という期間の中で、上演作品の出来上がるプロセスを共有する機会です。
また、本番までの数ヶ月は、演出助手としての役割に加え、公演を行うための様々な制作的作業をNPO劇研スタッフと共に行い、演劇が上演されるまでの具体的な業務などを体験していただけます。
アクターズラボ公演クラスでの新たな募集です!
ご応募おまちしています!
・説明会
9月23日(水)18:30-
9月30日(水)18:00-
10月7日(水)18:00-
会場 左京西部いきいき市民活動センター
・プレワークショップ
2015年9月30日(水)19:00-21:00
会場 左京西部いきいき市民活動センター
・稽古開始
2015年10月7日(水)18:00-21:00
・公演予定
2016年9月23日(金)〜2016年9月25日(日)
小屋入り9月20日(火)〜9月25日(日)
(小屋入り期間での日程については応相談)
講座内容など
・テキストレジなど、台本作成の手伝い。
・稽古場ブログなどの更新(一部)
・その他講師の手伝いなど。
・当日制作の業務全般
など
・応募者は面接の上決定。
・定員を超える場合は抽選とさせていただきます。
指導・演出 村川拓也
稽古日 基本毎週水曜日
公演前3ヶ月頃から週2回(月曜、水曜日)
演出・制作部 募集人数 2-4名
受講料 5,000円(月額/公演積立金1,600円を含む)
初回に5,000円(宣伝費に充当)
説明会予約
受講をご希望の方は、説明会をご予約ください。
e-mail
labo・gekken.net(・を@に変更して送信ください)
件名:「村川クラス説明会予約|演出・制作コース」
本文: お名前/電話番号

2015年9月9日水曜日

9/10 補遺:その他のこと


あれやこれやと日々は過ぎ去って、ベチパー第一回公演「人形の家」は
おかげさまで多くのお客様にご来場いただき、盛況の中終了することができました。



今月末には2期の説明会、10月からは来年の公演に向けた稽古が始まります。


あっという間の4ステージでしたが、受講生共々、たくさんの方に観劇いただけたことを嬉しく思っております。

このブログはなるべく早くひとつの長い長い文章としてワードにまとめつつ、まだ書ききれていない本番のことなどを補遺として、アクターズラボのサイトに残す予定で、せっかく公演が終わったばかりなのですが、えっちらおっちら、誤字脱字を修正したり加筆したり削除したりとまだまだ人形の家は終わった感じがしませんが、なんにせよ、ちょっとだけ休憩です。



ご来場、本当にありがとうございました。












2015年9月3日木曜日

8/31 イプセン「人形の家」

いよいよ明日から開演します、ベチパー「人形の家」

おかげさまで明日の19時の回は満席となりましたが、当日券を若干枚ですがご用意いたします。
また、日曜日も席数は残り僅かになっておりますが、土曜日はどちらの回もお席に余裕がございます。

皆様のご来場、こころよりお待ちしております。


さて、人形の家は自然主義リアリズムの演劇として多くの人に読まれてきたはずですが、ノルウェーに住むある夫婦の家、夫である弁護士ヘルメルと共に幸せな生活を続けるノラのもとに、ヘルメルの部下、クロークスタットが訪れるのだが、クロークスタットはヘルメルに疎まれ、解雇される予定になっているという状況をどうにかしてくれないか、と、妻のノラに頼みに来るとともに、かつてヘルメルが病床に伏した際、ノラはクロークスタットから借金をしたのだが、 ノラは借金の借用証に書くべき父のサインを捏造していて、 その事実を知るクロークスタットは、解雇を取り消さなければ、借用証書の捏造の事実をヘルメルに暴露すると、ノラを脅迫する。


ノラはヘルメルにクロークスタットの解雇を取り消すよう頼むが取り合ってもらえず、 代わりにヘルメルがリンネ夫人を雇うことを宣言してしまうと解雇通知をクロークスタットの元に送り、それを受け取ったクロークスタットは、ヘルメルにノラの悪事を暴露する手紙を書き、その手紙を読むヘルメルは慄き、そしてノラを罵倒する。


一方、かつての恋人であるリンネと再会したクロークスタットは再び、リンネとともに生きていくことを約束すると、やがて改心し、借用証書に謝罪の言葉を添えノラに返す。

その謝罪の手紙を読むヘルメルは安堵し、これで不安がなくなった、とノラと喜び合おうとするのだが、ノラの心はすでに覚悟を決めていた、


という大体のあらすじ、ですが、どちらかといえば、というか、どう考えても、はっきりと、メロドラマだ、と思うのですが、こんな限りなくドラマチックな「人形の家」のことを、どういうわけか、いつも、社会派、フェミニズム、自然主義、などなどと語られ、むしろロマン主義のメロドラマ的ではないか、と思いつつ、それはもちろん、自然主義的な小説の代表者として呼ばれるフローベールの「ボヴァリー夫人」などももちろんそのうちの一つ、というか、より輪をかけてメロドラマ的な性質を抱えていたりするのだけれど、かつての恋人、夫の病気、叶わぬ恋、崩壊することによってしかわかることのない幸せと不幸せ、などなど、細かく切り刻めばあちこちに、ドラマの、メロドラマ、のフラグメントが散らかっています。


ところで、あなたは「ボヴァリー夫人」を知っているだろうか。
そしてあなたは「人形の家」を知っているだろうか。

8/26 劇研アクターズラボ

劇研アクターズラボはNPO劇研が主催する、総合的な演劇研修の場です。
舞台芸術がより豊かで楽しいものとなることを目指して、さまざまなカリキュラムを用意しています。
全くの初心者から、ベテランまで、その目的に応じてご参加いただくことができます。
現在、京都と高槻を拠点に、アクターズラボは展開中です。


と、アクターズラボのページを開くとそこにはこんな風に書いてあるのですが、はたして、今回のクラスが、「総合的な演劇研修」という言葉に適していたのかどうか、というのは実のところよくわからず、それというのも村川拓也さんの普段の演劇公演が「総合的な演劇研修」からかけ離れた、いわば、反=演劇として成り立つような、反=演劇、であるからこその演劇ですらあるような上演が、そこからの距離感によってむしろ「演劇とは何か」という疑問を引き出すような、例えばエヴェレットゴーストラインズという作品などにおいて、それが「総合的な演劇研修」に繋がらないことによって、もしかしたらそれは「演劇とは何か」という疑問とともに進む稽古の中で、どうしたって演劇について考えることを強いられる、という、もしかしたら何よりもストイックで厳しい反=演劇研修の場として機能していたのかもしれませんが、実は今、小屋入り中の最中にブログを更新していて、しかし劇場には受講生はおらず、別会場にて明日の本番を前に稽古を続けています。


本番は間も無くです。
皆様のご来場、こころよりお待ちしています。