いよいよ人形の家のチケットも発売し、これからどんどん宣伝! と意気込んでいるところで急に関係のない話題、というわけではないのですが、このクラスの講師である村川拓也さんの公演が、京都芸術センターにて上演されます。
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【日時】 2015年 7月10日(金)-7月12日(日)
10日(金)19:30 ver. A「赤紙」
11日(土)19:30 ver. B「顔」
12日(日)14:00 ver. C「記録」
17:00 ver. D「集団」
※受付、開場は開演の15分前。
【会場】 京都芸術センター フリースペース
【料金】 前売・当日共に2,000円(全席自由)
※半券提示+500円で別バージョンの観劇ができます。
【チケット取扱】 メール予約 tommy@chikin-base.com
ウェブサイト チケット予約フォーム
京都芸術センター(10:00-20:00)窓口販売のみ
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前作のエヴェレット ゴーストラインズでは、演出家が本番の事前に30人程度の人々に、指示が書かれた手紙を送るという事が行われ、さらに、手紙を受け取った人々はこの指示に従うか従わないかの選択は本人の意思に委ねられている。必ず従わなくても良い。もし指示に従わない場合は、当日劇場に来なくてもいいというルールのもと、何かしらの出来事を起こそう、そのための物語や演出や細工やトリックやテクニックなど、そういった「関与」を最小限に抑え、何かしらの「影響」を及ぼす事を極限まで抑えようとしたそれは、まさしくヒュー・エヴェレットが専門にした量子力学が失敗した二重スリット実験の結果のように、観察されない、そこに見る事のできない状態の可能性は、最後まで可能性として論じるしかなく、観測結果が得られるためには、実験器具や方法などの「関与」がなければ観測できず、その観測結果は、観測方法に左右されてしまう、つまり、道具の関与によって結果が変わってしまう事が浮き彫りになったそれのように、まさしく「関与」と「観察」による臨床的/科学的な公演だったのですが、今回はその『エヴェレット ゴーストラインズ』が持っていた、手紙という唯一の「関与」の方法をさらに突き放す「4バージョン連続上演」という新しい方法によって、関与を最小限に抑えるのではなく、積極的に関与の方法を模索する、『エヴェレット ゴーストラインズ』が《エヴェレット ゴーストラインズ》の核となる方法を否定し更新する新しい上演になっています!
村川ラボの公演前に、新作/再演の狭間で軋む村川拓也によるぜひぜひお見逃しなく!
【エヴェレット ゴーストラインズ webページ】 http://e-g-l.jimdo.com
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