2015年8月20日木曜日

8/12 ご予約まだまだ受け付け中です。



今日は10ヶ月前の稽古風景の文章を掲載します。
10ヶ月前からこのクラスでは人形の家を使って稽古をしていました。


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10/29 イプセンの、人形の家?

アクターズラボは基本的に、講師が書いたオリジナルテキストでの上演がほとんどなのですが、今回の講師である村川拓也さんは、劇作家、という肩書きは持っていません。


それでもアクターズラボらしく、今回は、台詞を声に出して読んでみる、という稽古が行われました。
題材になったのは、イプセンの人形の家、その最後の数ページを出演者たちが分担して読むというような稽古が行われました。
何とも演劇らしい、演劇的、というか、演劇チックつまり演劇っぽい読み合わせが終わった後で村川さんからあった指示が、台詞の意味とかシチュエーションとかを考えず、面白く読んでください、というようなことでした。


村川さんは人形の家をよく知らないそうです。そしてそれを読み上げる受講生も、誰一人として読んだ事がないそうです。
それでも、演劇のテキストを持って、それを読んでくださいと言われると、どうしてもいわゆる演劇的な読み方を出来てしまうのですが、演劇「的」であるという事は、きっと、演劇ではない、という事でもあるのかもしれません。
もちろんその後はイプセンとはほど遠い読み方(笑いながらとか、口を開けずに喋ったり、語尾が聞こえなくなっていったり)で声にされると、むしろ演劇どころか、歌でもないし、落語でもないし、音読でもないし、漫才でもないし、と、何処にも属していない声が稽古場で話されました。


いったいそれがどんな風に演劇「的」な所から離れていくのか、そしてどんな風に演劇になっていくのか、その結果は来年の今頃、アトリエ劇研で上演されます。
いまから気の早い宣伝ですが、劇場でお待ちしています。

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そもそも、受講生のなかでほぼ誰も人形の家を読んだことがなかった、というところから始まっている! ということに驚きですが、今日も人形の家の稽古は進んでいます!

劇研アクターズラボ+村川拓也 「人形の家」
2015年 9月4日(金)~6日(日)

9月4日(金) 19:00
9月5日(土) 15:00/19:00
9月6日(日) 15:00

料金 
一般 1,800円(前売、当日とも)
学生・ラボ受講生1,300(要学生証)

http://www.gekken.net/actorslabo/cn31/murakawa.html

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